五年生 「附属小の『今』を伝えるニュース記事を作ろう!」 五時間目

皆さんこんにちは!今回で五時間目になりました。いよいよ一回目の記事が完成します。

班によって進度は様々ですが,完成を目指して最後の仕上げに取り組んでいきました。

授業の導入では,記事を制作していく中で何か困り事がないかを子ども達に尋ねました。

りあ「見出しがどうしても題名みたいになっちゃうから,うーんてなったことはある。」

T「なるほど。見出しで困ったって人ほかにもいる?」

しょう「とりあえずできたけどこれがいい見出しかいいかわかんない。」

まさし「文章からピュッピュッて抜き出したらいい感じになった。」

T「見出しのほかに困ったところはある?」

まさし「リード文が自分の感想ばっかりになっちゃって,正しい情報かわかんなくなっちゃった。」

T「それは書いていくうちになっちゃったってこと?」

まさひこ「書き終わって班の人に見せたら,本当のことじゃなくて自分の思ったことを書いてるんじゃない?って言われました。」

じゅん「文字数が150字だから。最初は何かいたらいいかわかんなくなったけど,書いていくうちに手が止まらなくなって気づいたら文字が小さくなってしまうから,どういう風に減らしたいいか困った。」

ゆきえ「あーわかるそれ。200字とかになっちゃってた。」

さき「まず,である調(常体)にすればいい。」

しょう「でも僕は校長先生のことを書いているから,敬語の方がいいかなって。」

りあ「でも普通の新聞には,~でした。とか書いてないから。」

りん「総理大臣のことについて書かれていても,~だった。とかになってるから,~であるでいいと思う。」

T「なるほどね。リード文で悩んでいる人も結構多いね。他にある?」

みき「リード文のことじゃないけど,取材のことで。取材するときに先生がどこにいるかわかんないから困った。」

しょう「事前に確認しておくべきじゃない?どこの休み時間ならいけるとか。」

T「取材で困った人はどのくらいいる?」(ほとんど挙手なし)


トピックによって様々ですが,繰り返し取材を行っている子どもや複数の人に取材を行っている班もありました。しかし,多くの子ども達は一度の取材や特定の人のみへの取材で満足している子どもが多い様子でした。


T「ほかにはある?」

りい「私たちは体育の先生について記事を書いているから,体育の様子の写真がいいのか,普段の様子の写真を選ぶ方がいいのかすっごい悩んでる。」

しょう「伝えたいことに合わせて選んだらいい。何を伝えたいかで使い分ける必要がある。」


それぞれの困りごとを共有した上で再度記事作りに取りかかりました。ある程度記事が完成している子ども達には同じ班,もしくはほかの班にアドバイスなどをするように呼びかけました。また,今出た困り事への解決法を思いついた人は,自由に黒板に板書をしてもいいということにしました。数人ではありましたが,子ども自ら書き込みに来る様子も見られました。

          


完成に向けて,それぞれの活動に取り組みました。見出し・リード文・写真を今一度精査する班,再度取材を行う班,取り急ぎ完成を目指す班,など様々でした。なんとか全ての班が記事を作り終えて一枚の新聞が完成しました。次の日には校内に新聞を掲示・配布しました。子ども達自ら新聞を配りに行ったり,他のクラスの子ども達に積極的に声掛けをする姿も見られました。





新聞が完成したことで満足感を得ている子ども達がたくさんいました。しかし,大切なのはここからです。次の時間はいよいよ受け取った評価やコメントを確認する時間です。どのような評価をもらえるのか,そもそもどれほどの人がコメントをしてくれるのか,また,その評価・コメントを見て子ども達はどのようなことを思い,どのようなことに立ち止まり,どのようなことに気付いていくのか。次の時間の子どもたちの反応がとても楽しみです。以下,子ども達の振り返りの様子です。








最後までお読みいただきありがとうございました。

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