子どもたちが前のめりになって「日本全国の自然災害」について調べていく授業~日本の国土と自然条件に対応した公助について考える力の育成をめざして~④

 

研究発表会前の最後の更新となります。


 今回は研究発表会での見どころをお伝えしたいと思います。

 

まず,研究発表会にお申込みいただきますと,動画3本の視聴が可能です。

① 単元の導入から6時間目までの動画【15分】

② 7時間目の授業(本時)【30分】

③ 8,9時間目の活動の様子【15分】

これらの動画を「Vimeo」という動画配信サイトでご覧いただけます。

次に,資料として,

① 授業の構想をまとめた「実践編・指導案」

② 授業記録

③ 授業で使用した資料等

④ 熊本大学教育学部附属小学校デジタル紀要(全教科)

⑤ 熊本大学教育学部附属小学校デジタル指導案集(全教科)

が含まれています。

 

では,配信動画について解説していきたいと思います。

① 単元の導入から6時間目までの動画【15分】

 こちらには単元の導入から子どもたちがどのような文脈で7時間目の本時まで学んできたのかを子どもが活動したり話し合ったりしている様子,板書等を使いながら紹介しています。初めてのカードゲームでは,津波と高潮の関係性が良く分かっていなかった子どもがカードゲームをする中で理解していく様子や,子どもたちが話し合う中で時には主題を更新しながら「自然災害に強い町」について学んできた様子をご覧いただけると思います。先生方のご負担を考え15分に編集しているため,すべてを伝えられているわけではありません。気になる所は当日の研究会の中でお尋ねいただけると嬉しいです。

 

② 7時間目の授業(本時)【30分】

 本時では,「都市型洪水」の公助について話し合っていきます。これまで考えてきた公助と本時で話し合う中で気づいていった公助の役割の違い。そして,自然災害の原因となる地形等の条件と自分たちの生活との関わり。コロナ禍にあって,編集したビデオでしかお届けできないのは残念ですが,是非観ていただいて,研究会でご意見をお聞かせいただければと思います。

 

③ 8,9時間目の活動の様子【15分】

 最後の動画では,8時間目に行った単元末のパフォーマンステスト「カードゲーム解説書」の完成版を紹介しています。9時間目の動画として,実際にカードゲームをしている様子を二組紹介しています。3時間目に初めてカードゲームを行ったときとどのような違いがあるか,同じグループが登場していますので,ご覧いただければと思います。単元終末の子どもの姿として,どのように感じられるか,率直な感想をいただければと思います。

 

 令和2年度熊本大学教育学部附属小学校の研究発表会は2月20日(土)開催です。私の分科会は9時から10時25分となっています。私の授業以外にも,分科会Ⅱと分科会Ⅲからそれぞれ1本ずつ授業動画を閲覧することができます。

 そして,本研究会のお申込期限が2月14日(日)23時59分までとなっています。是非お申込みいただき,先生方のご意見をお聞かせください。

参加重し込みはこちらからどうぞ → イベント詳細 | 令和2年度熊本大学教育学部附属小学校研究発表会 (eventpay.jp)

 

 熊本大学教育学部附属小学校 村上 春樹

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