【研究発表会に向けて⓪】5年生 届けよう!ラジオの災害放送~自分たちのくらしを守る最適な放送とは~ 授業者の願いと単元構想

 

社会科の安倍堅介です。今回は研究発表会での実践「届けよう!ラジオの災害放送~自分たちのくらしを守る最適な放送とは~」について、授業者の願いと実践の主張についてお話しできればと思います。それでは突然ですが、

 

 

 

ラジオ放送のよさは何だと思いますか?

 

 

 

このブログをお読みいただいている方の中には、こう尋ねられて困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。実際、私自身もラジオ放送から情報を得ることは稀であり、普段はテレビ放送やスマートフォンなどからの情報収集が主です。情報化社会の今、世の中には様々なメディアとそこから発信される多様な情報に溢れています。だからこそ、子どもたちから距離があると思われるラジオ放送を取り扱うことで、多様なメディアの一つとしてそのよさを感じながら情報の送り手・受け手として大切なことを考えることが、子どもたちの今後の生活を豊かにすることにつながるのではないかとの思いから単元を構想しました。

 今回、小単元「情報を伝える人々とわたしたち」の部分で実践を行います。単元のねらいは、情報を集め発信するまでの工夫や努力に着目して、放送産業の様子を捉え、放送などの産業は国民生活に大きな影響を及ぼしていることを理解することです。その際、情報を有効に活用することについて、情報の送り手と受け手の立場から多角的に考えることが小学校学習指導要領(平成29年告示)にも記されております。

現在、担任している学級の子どもたちはラジオ放送の役割について情報を知らせるものという一面的な捉えをしている様子が多く見受けられます。そのような子どもたちに対して、情報の受け手として放送産業に携わる方の工夫について調べ、単元終盤に情報を活用する際に気を付けることを考えさせるだけでは、子どもたちが送り手・受け手として納得感を高めて放送産業の様子を捉えることは難しいだろうと考えます。

簡単に情報の送り手にも受け手にもなりうる時代だからこそ、ラジオ放送の聴取者や放送局の方の思いを聴く機会を設定し、情報の送り手としての文脈も大切にして学習をすすめることで、ラジオ放送の意義に共感し、報道の役割に迫る姿や情報を活用する際に大切なことについて送り手・受け手として多角的に考える姿につながると考えます。その際、ラジオの災害放送を中心に取り扱おうと考えています。

ラジオ放送を取り扱う意義として、

①、より速報性や正確性といった報道の役割に目が向きやすいのではないかということ

②、人々を元気付ける共感放送、災害発生からの時期に応じて放送内容を変えていることに気付き、聴取者のニーズに応じた放送というラジオ放送ならではの意義が表出しやすいのではないかということ

③、子どもたちが体験しやすく、実感を伴った学びにつながりやすいのではないかということ(テレビ放送と異なり提示する資料が不要で、声のみの表現の工夫等にも目が向きやすいこと)であると考えております。

 

 子どもたちが単元の学習をすすめる中で、「ラジオってすごい!」「ラジオ放送、聞いてみようかな」というように、身の回りの社会的事象を見る眼鏡が増えていくことを願って授業を行っていきたいと思っております。

このように、ラジオの災害放送において、送り手の立場を大切にした学習をすすめることで、子どもたちが報道の多様な役割にせまる姿を目指していきます。次回からは、単元の学習の様子をお伝えしていきます。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

社会科 安倍 堅介

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