火事からくらしを守る②

 こんにちは。社会科の山田です。

「ブログ見たよ」という声をいただくこともあり、ありがたく思っています。

 今日は、研究発表会の単元、3年生の「火事からくらしを守る」の続きをお伝えいたします。

 子どもたちは、防火だよりを作るために「まず、消防士さんの働きを知る必要があること」に気付きました。そこで、熊本市消防局の方にGTとして来ていただき、話を伺いました。(コロナ禍で見学が難しかったため、今回は消防局のご協力の基、広い部屋を確保してお迎えをしました。)実際にプロの方からお話を聞くことで、子どもたちは消防士さんの仕事の大変さや思いに気づくことができました。次の時間、その学びを防火だよりに活かすため、消防士さんの仕事について大事なことについて話し合いました。

(ここではその一部を紹介します。児童名は仮名です)

なな:できるだけ、はやく行動することが大切だと思います。

ゆか:点検と、はやさにつなげられるんだけど、はやさが大事でも雑だったらすぐに人の命がなくなっちゃうかもしれないから、点検を丁寧にすると火事現場でもはやく行ける。

みかこ:ミーティングもすると活動が丁寧になる。

ひびと:わた熊(副読本)に書いてある「体操」も大事だと思っていて、体が動いていないと命がなくなってしまうって事もあるから、体操は大事なんじゃないかなって思います。準備体操って言うし。備えっていうのは、いざというときにって意味だから。

 子どもたちは消防士の仕事の大事なこととして「はやさ」「丁寧さ」「準備」「備え」をキーワードとしてあげました。さらに、備えの具体として「消防団」との協力も出てきました。そんな中、しゅんくんがつぶやきます。

しゅん:関係機関って、消防団のことなんじゃないかな?関係機関が消防団で・・・。消防団が・・・手伝っている?

 実は消防士の方にお話を聞いた際、「我々は関係機関と協力をしています。関係機関については自分たちで調べてみてください」ということを子どもたちは聞いていました。しゅんくんはこの言葉と消防団の話をつなげていたのです。しゅんくんのつぶやきに、はっとした他の子どもたちは次々に反応していきました。そして「関係機関とは何か」という問いをもち始めました。

 次回は関係機関についての話(次時以降)を紹介できればと思っています。ぜひ研究発表会の参加をお待ちしています。


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