今年度、附属小学校に参りました。
1年目の中川です。5年生を担任しています。よろしくお願いします。
今回は、「米づくり」の単元を提案したいと思います。
食糧生産について学ぶ際、「国民の主食を確保する上で重要な役割を果たしている『稲作』については必ず取り上げる。」と学習指導要領に示されています。小学校社会科において、教材が指定されている事例は少ないのですが、稲作については、すべての小学生が学ぶことになります。
我が国の稲作の現状はどうでしょうか。
記憶に新しいのは、2024年8月に突如として起こった「令和の米騒動」と呼ばれる現象です。スーパーの棚から米が消え、日本人が主食としてきた米が当たり前に手に入らなくなりました。そして、米の価格が高騰し、国民生活の根本が揺らいだ時期でもありました。備蓄米を購入し、実際に召し上がった方も多いと思います。
一方で、子どもたちにとって、お米はどのような存在でしょうか。クラスの子どもにアンケートをとると、全員が毎日お米を食べていました。しかし、米は。身の回りに当たり前にあるものとしてとらえ、家庭の食事や給食で出された米の背景にある農家の仕事や米づくりへの思い、日本の農業の強みや課題について、ほとんど考えたことがないという子が多かったです。
これらを踏まえ、私は本校社会科が目指す「社会に関わり続ける子ども」の姿を目指すために、単元を通して、これからの米づくりのあり方、自分が願う米づくりの「未来予想図」を考え続ける単元を提案したいと思います。未来予想図を描くためには、まず米づくりの現状や課題を捉える必要があります。現状や課題をふまえ、生産者と消費者といった多角的な視点で自分の未来予想図を描き直していきます。
単元名:「みんなで描く米づくりの未来予想図」
<目標>
⑴ 米づくりについて、生産の工程、人々の協力関係、技術の向上、価格や費用などに着目して、生産性や品質を高めるなど、生産に関わる人々の工夫や努力によって支えられていることを理解することができる。
⑵ 米づくりに関わる人々の働きを多角的に考える力、米づくりに関わる課題を把握して、これからの米づくりのあり方について考える力、考えたことを説明する力を養う。
⑶ 日本の米づくりについて、予想や学習計画を立てたり、学習を振り返ったりして、多角的な思考や理解を通して主体的に課題を追究し、解決しようとしている。
<計画>
【第一次】2時間
資料(生産量と消費量の変化、作付面積の変化、農業従事者数の変化)から、日本の米づくりの現状に気付き、未来予想図(自分がなってほしい未来の米づくりのあり方)を描いてみる。
【第二次】4時間
・自分の未来予想図を実現するために乗り越えなければいけない米づくりの課題や課題を解決するための取組について調べる。
・疑問に思ったことを農家の方に質問し、調べたこととの相違や疑問点について確かめる。
・最初に描いた未来予想図を修正する。
【第三次】3時間
・スマート農業が日本の米づくりの課題を解決できるかについて調べ、その是非について話し合う。
【第四次】2時間
・未来予想図を完成させ、これからの米づくりで大切なことや単元全体での学びを共有する。
次回から、単元の学習の様子をお伝えしていきます。
読んでいただき、ありがとうございました。
社会科 中川 琢麻
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