第3時の目標
スーパーで見学してきた仕事の工夫を整理することを通して、単元の主題を設定し今後の活動の見通しをもつことができる。
➁ 店長さんの思いを聞くことを通して、単元の主題を設定する。
学びの様子
① 見学してきた視点ごとに仕事の工夫を整理する。
子どもたちと見いだした、値段・配置・新鮮さ・便利さの視点で見学してきたことを出し合いました。
➁ 店長さんの思いを聞くことを通して、単元の主題を設定する。
①の仕事の工夫を出し合った活動後に、店長さんからの手紙を提示し読み上げました。
T:店長さんは仕事の工夫が多くの人に伝わってほしいと考えていましたね。この後、どん
な活動をしていけばよいかな。
C:チラシを作りたいな。
C:仕事の工夫がのっているチラシがいいよね。
C:許可が出たら、お店にも置いてほしいな。
C:ダメだったら、家族に向けてでもいいんじゃないかな。
C:家族に向けてだったら、絶対に作れるね。
T:では、どんな人の立場になってチラシを作ろうか。
C:店長さんが良いと思う。スーパーの中心だから。
C:店長さんが1番、お店のことを知っているから良いね。
C:店員さんは実際に仕事の工夫をしているから、店員さんがいいと思う。
C:店員さんの方がお客さんとたくさん関わっているから、店員さんの方が良いと思う。
C:お客さんの意見を近くで聞くのは、店員さんだと思う。
C:店長さんも店員さんの中の一人だし、一緒で良いんじゃないかな。
C:共通点もありそうだね・・・。
C:お客さんにいっぱい買ってもらいたいってことは一緒だ。
C:店長さんもまとめて店員さんの立場で作ると良さそう。
店長さん・店員さんの立場は異なっていても、お店側のいっぱい買ってもらいたいという共通する気持ちに気付いてきた子どもたち。本単元で身に付けさせたい、「仕事の工夫」と「消費者の願い」との関連にせまるためにつながっていく考え方が表出してきました。
そこで、今後の構想活動であるチラシづくりにつなげるため、良いチラシの評価基準を作成していきます。
T:では、店長さんも含めた店員さんの立場で書いていくと良いね。
店員さんのように、物を売る仕事をしている人を販売員さんといいます。
チラシをつくることに関して、良い販売員さんってなんだろう。
C:スーパーの仕事の工夫は必ずいるはず。
C:販売員さんの気持ちを入れないとやっていることが伝わらないと思う。
T:では、まずはこの2つのことをチラシ作りに生かせると良いね。
次時からは、本時で子どもたちと話し合い設定した「販売員さんの立場から、家族に(可能であれば、お店に置いてもらってお客さんに)お店の仕事の工夫を伝えるチラシを作ること」を中心に活動を進めていくことになりました。子どもたちと活動の枠組みを設定することで、より思いをもって、自分事として社会的事象に関わることにつながると考えています。
今後は、構想活動であるチラシ作りの様子をお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
社会科 安倍 堅介
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